Korg Kaossilator2Sの投稿にも書きましたが、KaossilatorにはAbleton Live 9 Liteのシリアルコードが添付されていました。Kaossilatorで作った音源はAbleton形式で保存することができ、後処理はAbletonでやってね とのことらしいです。しかしながら、現在のAbletonはLive 10なのでLive 9のライセンスが使用できるのか?ちょっと疑問でしたが、問題なく使用できたので、Live 10を使ってKaossilatorの音源を加工する方法を記しておきます。
AbletonのDLサイトから、使用するPCに対応したversionをDLします。私がDLした時のVerはWindows 64bitのもので、10.1.25みたいです(DLファイル名:ableton_live_lite_10.1.25_64.zipでした)。Zipを解凍し、中のSetup.msiをダブルクリックすれば、インストールが始まります。
無事にインストールを完了し、Abletonを起動すると、ライセンスを登録するように促す画面がポップアップされます。この後、
の手順の後、ようやくAbletonの使用が可能になります(もっと詳細にインストール方法を参照したければこちらの公式サイトを参照)。
・Kaossilator2Sで作成したフレーズ(Ableton形式でファイナライズしたもの)が入ったSDカードをAbletonをインストールしたPCにセットします。
・Abletonを起動し、「ファイル」-「Liveセットを開く」でSDカードに保存したKaossilatorのファイル(.alsファイル)を選択します。
・↓のKaossilatorデータは、この投稿の時に作成したものです。5回録音を重ねているので、Take0~4までクリップにオーディオデータが入力されていることが分かります。
・各Takeクリップの再生▷ボタンをクリックすれば、↓のように音を確認することができますし、止めたければ、下のクリップ停止□をクリックします。
・とりあえず、すべてのTakeクリップ再生▷をクリックして再生状態とし、一旦停止□で再生を停止します。その後、アレンジメント録音〇をクリックして、各音源を2ループ(4小節)程度録音します。
・各クリップを録音したら、画面右上の「丸に横棒3本」のマークをクリックして、セッションビューからアレンジメントビューへ切り替えます。
・各Takeの録音は2ループ分録音されているので、1ループ分の箇所にALT+クリックで分割線を表示し、「編集」-「分割」で分割します。
・1ループ分だけ残して、余分な録音部をクリックして「編集」-「削除」で削除します。
・あとは、各Takeの1ループ分の録音データを適当な場所にコピペし、好きなように編集してください(なお、Ableton の公式マニュアルはここにありますので、参照してください)。
・気に入った展開ができたら、「ファイル」-「オーディオをエクスポート」をクリックし、エクスポートボタンをクリックすれば、オーディオファイルが出力されます(今回、適当に編集してみたオーディオは↓)。
・こんな感じで、Kaossilatorのデータを加工することはできますが、さすがにこれでは作曲といえません。とはいえ、Lite版ですがAb letonは強力なDAWですので、もうちょっとAbletonを使いこなせるように道具をそろえてみます。