• A parvus ollam de alchemist

    ヤフオクで格安(¥1,000)でMIDIキーボードが出ていたので、ポチってしまいました。novationのImpulse25(鍵)ですが、もちろん昔の型です。novationのサイトから今の型のユーザーガイドやUSBドライバー、Ableton LiveとのMapperがDLできそうですですが、旧型にも使えそうです。ポチった商品のヤフオク説明には、「(USB端子破損の為)通電確認なし、キーボード黄ばみあり、本体のみ」に加えて、「中から黒い粉がでてきます」というかなりのジャンク品ですが、安いのでとりあえず購入してみました。

    到着しました

    送料がやけに高かったので、もしやと思いましたが、到着した現物は、予想の倍ぐらい大きなものでした(粗大ごみに出すのもめんどくさそうです)。家人のいないときに少し開けてみましたが、梱包材の隙間から黒い粉がポロポロ落ちてくるので止めました。

     
    作業場に持ち込み、開梱してみると、ひっきりなしに粉が落ちてくるので、掃除機片手に開梱です。大きさの割には、意外に軽く、キーボードの黄ばみは激しく、電源供給を兼ねたUSB端子は、錆びて中の端子部が抜け落ちています。中身がどの程度無事なのか確認すためにも、まずは分解です。

    開けてみると

    分解手順はどこにもなさそうなので、とりあえず裏面のビスをすべて外してみます。

    すると、のカバーをはずせますが、フラットケーブルで中の基板と接続しているため、外す前に、コネクターとケーブルにナンバリングをしておきます。

    基板を固定してるビスを外し、鍵盤部を外すと、筐体部が残ります。どうやら筐体の左半分ほど水没したようで、筐体左部にゴミがこびり付いてます。筐体から落ちてくる黒い粉の正体はこれのようです。幸い、基板にに付着物はないので、残った筐体内部を洗剤とブラシで水洗いします。
    細かい部分は歯ブラシを併用し、汚れをすべてこそぎ落とします。洗い終わった筐体は、一晩部屋干しです。

    USBの付け替えです

    電源供給を兼ねたUSB端子は、メイン(と思われる)基板にはんだ付けされているので、これを新しいUSB(Type-B)端子に付け替えです。

    Type-BのUSB端子は、Amazonさんから購入。5個入りで¥700ほど。端子固定の爪部:2か所と信号端子部:4か所のはんだをはがし、新端子に付け替えて、同様のはんだ部を再固定です。

    鍵盤部の黄ばみ落としには

    アセトンを使いました。ただ、アセトンは強力すぎて、黄ばみというか、鍵盤のコート剤や着色塗料もはがしてしまいます。結果、鍵盤部の光沢はなくなり、残った塗料表面が荒れてしまうので、黄ばみ落としの後に、3Mの研磨スポンジで鍵盤表面を滑らかにします。面倒ですが、白鍵盤の黄ばみ落とし中に黒鍵盤を傷つけないように、マスキングテープで保護しておく必要もあります。

    再組立てです

    筐体、基板、鍵盤部の修理が完了したので、再組立てです。。メイン基板をビスで固定し、上カバーに固定されている各基板からのケーブルを再結線します。分解時にケーブルとコネクターにマーキングしてあるので、ケーブル結線には多分問題はありません。

    最後に裏面のビスを締めて、鍵盤部や上カバー部を筐体に固定すれば修理完了です。

    確認です

    修理結果の確認には、このコントローラをPCに接続する必要があります。novationのサイトからWindows – Novation USB Driver 2.15とWindows – Automap 4.12をDLしPCへインストールします。
    USBドライバーをインストールしたPCに接続すると、コントローラのディスプレイが光りだしました。どうやら電源は供給されるようになったようですが、各ボタンやスイッチ、ノブの機能確認はこれからです。


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